すずめの戸締り

正月、新海誠監督の映画「すずめの戸締り」は予想を超える面白さだった。見る前日に嫁いだ娘より早く見た方が良い、見たら連絡欲しいとあり、どうして?と思いながらの鑑賞でした。
主人公の、すずめが宮﨑からフェリーで四国の愛媛県そして今度は神戸へ最後は東京へ向かう道中が実は、我が家が恒例で帰省していたルートに似ており、その風景描写に懐かしい駅、坂道、港、空、そう知っている街並みがあちこちに出てくるからです、娘もその事を話したくて、うずうずしていたようでした。
「観た~あそこはあの乗った船だよね、あの商店街は絶対あそこだよね、あんな人いるよね、あの改札そっくりだよね~」など決してメジャーではない場所が美しい映像でながれていることに興奮して1時間以上も通話しています。
親近感が半端ないのか、あちこち話は飛びますが、考えれば毎年夏には必ず家族4人で、おじいちゃんのいる四国とおばあちゃんがいる関西へ、車やバスや電車や飛行機など様々な手段で帰省していた夏の記憶があります。
「物より思い出」昔の自動車のキャッチコピーではありませんが、やっぱり思い出は大事だなと改めて感じることができました。「あの電車から見える景色は、あのお城だね」「えー見逃したー」など、共有した風景があるから家族全員でワイワイ会話が出来るのです。
おすすめの1作です。